痔になりやすい季節がある?特に冬は要注意

痔になりやすい季節がある?特に冬は要注意 コラム

立秋(りっしゅん)・立冬(りっとう)、は、血管が収縮し血流がわるくなりがちです。そして、血流がわるくなると痔の悪化にもつながります。

寒くなるこれからの季節、痔を悪化させないためにも予防すること、発症したら早めの対処をすることがとても大切です。

今回は、痔と季節の関係と冬の痔対策について説明します。

”冬”は痔発症の季節

冬と痔の関係

冷えと痔には密接な関係があり、気温が下がる冬場には痔に悩む人が増える傾向があります。

気温が下がり、肛門周囲の血液循環が悪化すると、いぼ痔ができやすくなったり、すでに痔の場合は痛みが出やすくなります。

また、特に女性の場合は、ホルモンバランスが男性に比べて乱れやすく、冷え症の人が多いため痔にかかりやすい傾向があります。

冬の痔には冷え対策が必要

”痔主”の人々が厳しい冬を乗り越えるには冷え対策が必要です。

体の冷えに悩んでいる人は『貼るカイロ』を足先と腰や背中に貼ると、血流がよくなります。また、デスクの床にミニカーペットを敷くことで冷えた足を効率的に温めることができます。

痛みがひどくない場合でも、肛門付近をしっかり温めることでうっ血を解消することが期待できるため、入浴時はお風呂につかり身体を温めるよう心がけましょう。

痔の方にオススメの入浴法

裂肛(切れ痔)や痔ろうといった傷の痔には、熱い湯は出血を促進してしまう可能性があります。38~40度のぬるま湯で15~20分じっくりとつかりましょう。(半身浴なら20~30分

この方が腸周りに張り巡らされている副交感神経が刺激されてリラックス効果をもたらし、
自律神経の改善にもなるので便秘対策にもなるし冷え対策にもなります。

副交感神経を刺激して自律神経が改善されることは免疫力アップにも繋がって、
感染による痔ろうにとってはとても有効です。

その他、身体を洗う時は、刺激が強すぎて傷口や炎症を酷くしてしまうこともあるので、石鹸やボディソープで肛門をゴシゴシ洗わないように注意してください。(温かいシャワーを当てるだけも良いです。)

また、蒸れてしまうと患部には良くないので、入浴後はしっかり患部周辺の水気を拭き取ってから下着を履くこともポイント。この時もゴシゴシ拭くのではなくてタオルを優しく当てて拭き取ってください。

冬は床に座るのはNG

冬の寒さで冷えきった床に直接座ると血流に影響します。こういった行為も、痔を悪化させる原因となりますので控えましょう。

”季節の変わり目”は痔に注意

急激な気温の変化が起こる、夏から秋にかけての季節の変わり目も要注意です。

急激な気温の変化が痔の原因となる便秘を誘発

急に気温が涼しくなると腸への負担が高まり、便秘を誘発してしまいます。

また、季節の変わり目は風邪や感染症にもかかりやすく、それを原因とした下痢を引き起こす可能性もあります。

さらに気温が寒くなると共に、空気の乾燥も始まるため、積極的に水分摂取を行わないと便が体内で硬くなり便秘の要因となってしまいます。

急な気温の変化も痔と密接な関係にあります。痔の方は注意しましょう。

春・秋は水分補給も重要

秋は気候に過ごしやすい時期ですが体調も崩しやすく、水分摂取の意識も薄れてしまいます。水分不足は便秘の要因になるため、冬同様、体を温かくし水分をしっかり摂りしましょう。

また、食欲の秋という言葉があるように、秋はついつい食べ過ぎてしまう季節と言われています。

暴飲暴食は体内の悪玉菌を増やし、便秘や下痢の原因になってしまいますので、食べすぎ、飲みすぎには注意し、食事もバランスのとれたものを摂るように心がけましょう。

痔を予防・改善する食べ物についてはこちら

日常で実践できる痔の改善、予防法

仕事にタイマーを活用する

お尻の血流を悪化させる原因となる「座りっぱなし」を防ぐアイテムとして活用したいのが「タイマー」です。

まず、タイマーを1時間にセットします。タイマーが鳴ったら立ち上がり、10メートルほど歩きましょう。

そうすることで動かした足の筋肉がポンプになり、とどまっていた静脈血が心臓に戻りやすくなります。

タイマーをセットすることで、時間を忘れて作業をしても、意識的に立ち上がることができます。

これが難しければ、その場で足踏みをするだけでもOK。長時間の運転や飛行機のフライトの時に、1時間おきに10メートル歩くだけでも痔の悪化を防ぐことができます。

冬の運動不足は日常の生活で解消

自分のオフィスや自宅がビルの3階にあるなら、その階までは階段を使ったり、バス停ひとつ分歩いたり、生活に運動を取り入れることで、運動不足を解消しやすくなります。

これは極端な例ですが、手術一歩前の痔核持ちだった方が、自分のデスクがある14階まで毎日階段を上がっていたら、痔の症状が緩和されたという話もあります。

その方は半年後、痔の緩和だけでなく「高血圧」や「コレステロール」などの数値も下がり「一石二鳥だ」と喜んでいたそうです。

痔は生活習慣病なので、痔を改善する生活を送っていると、同時にほかの体の不調も改善されることが珍しくありません。

たとえ手術をしても、生活習慣を変えなければ別の場所に痔ができます。手術をするしないにかかわらず、痔に悩む人にとってセルフケアは重要です。

まとめ

日本には春夏秋冬それぞれの楽しみがありますが、その一方で季節の影響によって痔を引き起こしてしまう可能性もあります。

季節の変わり目は痔の原因となる便秘や下痢になりやすいため、季節ごとに体調管理に心がけ痔とは無縁の生活を送りましょう。

また痔を発症してしまったら、放置することなく、検査、治療に専念するようにしましょう。

痔を放置した結果、日常生活が難しくなった方も多くいらっしゃいますので、お気をつけください。

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