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内痔核・外痔核の見分け方

痔に役立つ情報

突然のお尻からの出血、びっくりしますよね。

痛みはないけど…大丈夫なの?と、心配になった方も多いのではないでしょうか。

確かに、痛みがなければ放っておいても大丈夫だろと思い込んでしまう気持ちも分かりますが、そのままにしてしまうのはとても危険です。

この記事では、痔の特徴とその見分け方(外痔核・内痔核)についてご紹介します。ぜひ参考にしてください。

【痔の見分け方】お尻の出血は痔とは限らない

「トイレに行ったら、便器の中が真っ赤になってびっくりした」
「痛みもないのに出血していてびっくりした」

こんな経験、ある人もいるのではないでしょうか?

お尻から血が出る原因は、いくつか考えられます。

切れ痔

便秘が続いていて、排便時に強烈な痛みを感じた場合、切れ痔になってしまった可能性があります。

切れ痔による出血の特徴は、量が少なく、おしりを拭いた時にトイレットペーパーに少し付く点です。硬くなった便で肛門付近の皮膚が傷つけられることで出血します。

女性に多い痔だと言われています。

切れ痔について詳しく書いた記事はこちら

いぼ痔

いぼ痔は、名前の通り、肛門付近に”いぼのような腫れもの”ができる痔で、内側にできたものを「内痔核(ないじかく)」、外側にできたものを「外痔核(がいじかく)」と言います。

このうち出血しやすいのは、内痔核です。
内痔核は痛みをあまり伴いませんが、トイレでいきんだ時などに出血しやすいのが特徴です。

一方、外痔核はひどく痛みますが、出血は少ないとされています。

いぼ痔について詳しく書いた記事はこちら

痔ろう(あな痔)

肛門のくぼみが細菌に感染して炎症を起こし、膿が溜まるタイプの痔を「痔ろう(あな痔)」といいます。

痔ろうが悪化すると、お尻に膿を出すための穴ができるのが特徴です。
痛みのほか、発熱を伴うこともあり、基本的に病院で手術を受けることでしか治せません。

痔ろうになると、肛門やお尻から膿や血液が出てきます。

痔ろうについて詳しく書いた記事はこちら

下血

下血は、肛門から血が出ることを言います。血液の色が黒っぽいのが特徴です。
原因はひとつではなく、専門医でなければ判断ができません。

量が多い場合は命にかかわることもあるので、急いで病院を受診しましょう。

血便

便に血液が混ざったものを「血便」といいます。血便は、血の色が鮮やかな赤色なのが特徴です。
血便も、下血と同様に専門医でなければ原因を見極めることは困難です。

体の中で何か大きなトラブルが起きていることは間違いないので、様子を見たりせず速やかに病院を受診しましょう。

お尻から血が出たときの対処法

では、お尻から血が出た時はどうすれば良いのでしょうか?
基本的に、自分で対処できるのは「切れ痔」と「いぼ痔」の場合のみです。

切れ痔の場合・いぼ痔の場合

切れ痔・いぼ痔で出血している場合は、次の2つの方法が効果的です。

市販の薬を使う

ドラッグストアには様々な痔の薬が売られているので、それを使って様子を見ましょう。少量の出血であれば、市販の薬で改善することも多いです。

おすすめの市販薬は以下の5つです。

しばらく使っても良くならない・大量に出血する・出血がひどくて貧血になっている場合は、手術による治療が必要なこともあるので病院を受診しましょう。

ヘモリンド舌下錠

舌の下に入れて溶かす、錠剤タイプの痔の薬です。肛門周辺のうっ血を和らげて、いぼ痔の症状を改善してくれます。

出血のほか炎症を抑える成分も配合されているので、出血はもちろん痛みや痒み、腫れをなんとかしたい人にもおすすめです。

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内服ボラギノールEP

3種の生薬エキスとビタミンE酢酸エステルを配合した顆粒タイプの痔の薬です。内痔核・外痔核・切れ痔いずれの痔にも効果があります。

分包なので外出先でもサッと飲めるのがポイント。体の内側から痔を治したい人にぴったりです。

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メンソレータムリシーナ坐剤

座薬タイプの痔の薬です。女性でも使いやすい小さめサイズで、8つの有効成分が痛みや腫れ、出血をしっかり鎮めてくれます。

通常サイズの座薬は使いづらい人や、使うのに抵抗がある人におすすめです。

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ジーフォーL注入軟膏

痔の腫れや痒み、痛みを鎮めるプレドニゾロン酢酸エステルとリドカインのほか、傷口やただれた粘膜の治りを早めるアラントインを配合した注入軟膏です。

通常の軟膏のように塗るのはもちろん、座薬のように注入しても使えます。

手を汚さずに使えるのが魅力です。

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プリザエース軟膏

出血を抑える塩酸テトラヒドロゾリンなど8種類の有効成分が配合された軟膏タイプの薬です。

スッーと爽やかな使い心地もポイント。強い痛みや出血が気になる人にぴったりです。

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生活習慣を見直す

痔は生活習慣を密接に関係している病気です。一時的に症状が治まっても、生活習慣を改善しない限り再発するおそれがあります。

まずは便秘・下痢になりにくい生活を心がけましょう。そのうえで、立ちっぱなし・座りっぱなしになる時間を短くすることが大切です!

1時間に1度は席を立って軽く体を動かすようにすると、下半身の血行が良くなり、痔になりにくくなります。

痔ろう(あな痔)の場合

痔ろう(あな痔)の場合は、できる限り早く病院に行って適切な治療を受けましょう。

痔ろうは基本的に手術でしか治せません。

痛みがひどい場合はお尻を冷やすと痛みが和らぎます。

下血・血便の場合

下血や血便が見られる場合は、とにかく早く病院へ行きましょう。下血・血便がひどい場合は、輸血が必要になる・命にかかわることもあります。

下血や血便の背後には、大腸がんが隠れていることもあるので、消化器科などでしっかり検査を受けて原因を突き止めましょう。

まとめ:痔の見分け方(内痔核・外痔核)

お尻から出血があったときは、できるだけ早めに病院を受診して、原因をはっきりさせましょう。

確実に痔による出血であったとしても、市販薬で症状が治まらないときは病院を受診して、専門医の治療を受けてください。

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