最近話題の腸活。
お通じを改善したいけど、何から始めればいいか分からないという方も多いと思います。
自宅でも簡単に行える腸活の1つとしてマッサージがあります。
この記事では、便秘解消に効果的なマッサージのやり方と、行う際のポイントを解説します。ぜひ参考にしてください。
腸活のメリットとは?便秘・肌荒れに効果的
腸活とは、腸内フローラのバランスを整える取り組みのことを指します。
おなかの中にはたくさんの菌が生息しており、顕微鏡で見るとその様子が花畑のように見えることから「腸内フローラ」と呼ばれています。
このバランスが乱れると、便秘や下痢などになりやすくなるだけでなく、肌荒れや体調不良も起こりやすくなります。毎日腸活を行って、おなかを健やかに保ちましょう。
腸内フローラについては次の記事で詳しく紹介しているので、合わせてごらんください。
腸活マッサージのやり方
いろいろな腸活の方法がありますが、便秘に悩んでいる人におすすめなのが腸活マッサージです。
手軽にできるマッサージを3つご紹介します!
立って行うマッサージ
引用:小林式基本の腸もみ
『腸もみ』は、立った状態で行うおすすめのマッサージです。
左右の肋骨の下と腰骨の上は、腸の曲がり角がある場所です。ここに便が詰まりやすいので、利き手の上に反対の手の人差し指から薬指を重ねて、やさしくもみほぐしましょう。
腸はデリケートなので、指を差し込むようにぐりぐりと刺激してはいけません。
右の肋骨下から、時計回りに優しく刺激しましょう!
座って行うマッサージ
トイレに行ってもなかなかスッキリできないときは、座って行うマッサージを試してみましょう。
やり方は簡単です。おなかに「の」の字を書くように、やさしくさすってください。
時計回りにさすることで、腸の動きが活発になってスムーズに排便できます。
寝たまま行うマッサージ
朝、布団の中でマッサージをするのもおすすめです。
横向きに寝た状態で、わき腹をやさしく揉みましょう。わき腹を下から上につまむだけでも、おなかが刺激されてスッキリしやすくなります。
おなかの調子を整えるツボを刺激するのもおすすめ
マッサージをするのが難しいときは、ツボを刺激するのもおすすめです。
いずれもおなかの調子を整えるツボなので、やさしく刺激してみましょう。
合谷
合谷(ごうこく)は、手の親指と人差し指の間にあるツボです。
手の甲を上にして、親指と人差し指の骨が交差する部分から人差し指に向かって押していったとき、痛みを感じる部分にあります。
神門
神門(しんもん)は、両手首のシワの小指側、少しくぼんだ場所にあるツボです。
親指を使って、痛気持ちいいくらいの力で刺激しましょう。
足三里
足三里(あしさんり)は、ひざから指4本分下にあるツボで、自律神経や胃腸のバランスを整えるツボです。
痛気持ちいいくらいの強さで、押し込むように刺激してください。
三陰交
三陰交(さんいんこう)は、内くるぶしのいちばん高いところから指4本分上にあるツボです。
冷えや消化器系の不調に良いとされています。おなかが張って苦しいときに、親指で押し込むように刺激しましょう。
腸活マッサージを行う際のポイント
腸活マッサージを行う際は、次のことに注意しましょう。
おなかを冷やさないようにする
体が冷えると、おなかの動きも鈍くなります。使い捨てカイロや腹巻などを使って、おなかを冷やさないように工夫しましょう。
また、冷たいものの摂り過ぎもおなかを冷やす原因です。
アイスやジュースなどの食べ過ぎ・飲み過ぎは避け、お茶や白湯などの温かいもの、ショウガなどのスパイスに代表される体を温める食材を摂るように心がけましょう。
おなかに良い食事も心掛ける
いくら腸活をしていても、食事がおろそかになっていては効果が半減してしまいます。
動物性のタンパク質や脂質の多い肉類の食べ過ぎには注意し、食物繊維が豊富な野菜や果物、善玉菌が多く含まれる発酵食品を積極的に食べましょう。
適度な運動を習慣にする
適度に体を動かすことは、おなかの動きを活発にしてくれます。
激しいトレーニングでなくて構わないので、散歩やストレッチを日課にしてください。
痛いときはただちに中止して病院へ
腸活マッサージをしていて痛みを感じたら、すぐに中止して病院を受診しましょう。思わぬ病気が隠れているかもしれません。
毎日続けて行う
腸活・マッサージは、1回行っただけで効果が実感できることもありますが、続けて行ってこそ腸に良いものです。
毎日1回でも良いので、気長に続けて行いましょう。
腸活・マッサージでおなかの調子を整えよう!
腸活マッサージは、おなかの状態を健やかに保つのに非常に役立ちます。
おなかの調子がイマイチ……という方は、今日から腸活を始めてみましょう。特別な道具を使わずにできるマッサージもたくさんあります。
長く続けてこそ効果があるものなので、自分に合った無理のない方法で続けてみてください。
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