10秒まで!痔持ちがウォシュレットを使う際の注意点

コラム

痔持ちでもウォシュレットを使っても大丈夫…?
ウォシュレットで痔が悪化する?

お尻のトラブルを経験した方なら一度は気になったことがあるのではないでしょうか。

結論から言うと、「ウォシュレットは使い方によっては逆効果になり得る」ということです。

この記事では、痔持ちの方がウォシュレットを使用する際の注意点について分かりやすく解説します。

間違ったウォシュレットの使い方の例

ウォシュレットの正しい使い方を説明する前に、よくやりがちな間違った使い方について説明します。

水圧を高めに設定している

「きれいにしたい」「清潔に保ちたい」という思いから、ついつい勢いを強くしていませんか?

水圧が高いと確かに汚れが落ちて気持ちよく感じますが、痔の方にとっては逆効果です。水の勢いで肛門の周辺の皮膚や粘膜を傷つけてしまう可能性があります。

また、すでに痔の場合は、強い刺激によって悪化させてしまうこともあります。

水圧は常に「弱」から始めるようにし、あまり刺激を与えないようにしましょう。

やりすぎている

頻繁にウォシュレットを肛門に当てると、粘液まで洗い流してしまいます。粘液を洗い流してしまうとバイ菌が直腸に侵入する恐れもあります。

このバイ菌によって大腸炎になる人もいるので、長時間のウォシュレットの使用は避けてください。

・1回10〜20秒
・1日3回まで

を目安にウォシュレットを使用しましょう。

お尻を清潔にしたいがためにウォシュレットで洗い過ぎるのは様々な痔以外にも進行する恐れがあります。

代表的なものが肛門そう痒症(こうもんそうようしょう)です。

肛門そう痒症(こうもんそうようしょう)とは

肛門そう痒症とは、肛門の周りに痒みが生じる病気で、ウォシュレット石鹸、赤ちゃん用のおしり拭きでの「きれいにし過ぎ」が原因となる病気です。

長い時間ウォシュレットで洗い過ぎたり、トイレットペーパーで何度も擦り過ぎたりすると皮膚にキズが入り抵抗力が弱まる為、菌が繁殖して皮膚炎が起こりやすくなりこれが肛門そう痒症となります。

ずっと座りっぱなしのデスクワークの方も、肛門周辺が蒸れやすく肛門そう痒症を発症する場合があります。また下着や生理用品の材質なども影響することもあります。

冷水のまま使用している

ウォシュレットを冷水で使用するとお尻が冷え、痔が悪化することがあります。
なるべく人肌程度の温度で10~20秒ほど洗う、というようにしましょう。

ウォシュレット後、お尻を拭きすぎている

ウォシュレットの後、トイレットペーパーでお尻をごしごし拭く行為はNGです。

ウォシュレットである程度の汚れは落ちているはずなので、水分を拭き取る際は、厚めに折りたたんだトイレットペーパーを優しく肛門にあてがうように拭くようにしましょう。

乾燥機能がついていればそれを使用するのもいいと思います。

正しく使えば、痔をいたわることができる

このようにウォシュレットの使い方を間違えるとかえって痔が悪化する恐れがありますが、正しく使えば痔の予防・改善につながります。

1番のメリットは、患部の清潔さが手軽に保たれるという点です。

トイレットペーパーだけではどうしても「お尻への摩擦が強くて痔の傷を拡げてしまう」「排泄物の拭き残しによってバイ菌が繁殖してお尻が炎症を起こしてしまう」 といったように痔の悪化を招く可能性があります。

また、ウォシュレットの水でお尻に刺激を与えると、お尻の中に詰まって硬くなった便がしっとり柔らかくなって滑りがスムーズになります。排泄の際に感じる痔の痛みも和ぐでしょう。

ウォシュレットが引き金で痔になるケースも

実際にウォシュレットの使い過ぎが引き金となり、痔を患ってしまったという方も。。。

トイレの後にお尻を洗い流すとすっきりして気持ちがいいので、つい頻繁に使ってしまったところ温水で肛門が刺激されるせいか、排便した後、再び便意を催してしまうようになってしまったそうなのです。

それでまたいきんでしまうのですが、排便したすぐなので便は出てこない。その後お尻を洗いなおすと、また便意を催して……ということの繰り返すことで肛門に負担がかかりすぎてしまったようで、切れ痔を患ってしまったそうです。

まとめ

繰り返すようですが、使い過ぎには気を付けましょう。

これは痔を患っている、いないに関わらず注意していただきたいでのですが、「洗えば洗うほど清潔になって良い」という訳ではないということです。

洗い過ぎは皮脂膜をはがしとってしまうことにもなりますので、適切な使用回数、量を守りましょう。 

日本は他国に比べウォシュレットの普及が進んでおり、ウォシュレットで洗わないと気持ち悪いという人も少なくありません。肛門を清潔にすることは悪いことではないのですが、ウォシュレットの使いすぎは避けるようにしましょう。

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